シンポジウム1
「実際どうなん万博医療」
本年4月に開幕したEXPO2025 大阪・関西万博は会期中に約2,800万人の入場者を見込む過去最大級の国際イベントである。本セッションでは医療体制の構築から多数傷病者対応・賓客対応まで「万博医療の実際」を報告し、いのち輝く未来社会のデザインに向けて救急医療の果たすべき役割を考える。
- 座長:
- 織田 順 大阪大学救急医学
溝端 康光 大阪公立大学大学院医学研究科 救急医学 - 演者:
- 1)織田 順 大阪大学救急医学
2)溝端 康光 大阪公立大学大学院医学研究科 救急医学
3)若井 聡智 国立健康危機研究機構 危機管理運営局 DMAT事務局
4)藤見 聡 大阪急性期・総合医療センター 救急診療科
5)塩谷 壮史 大阪市消防局救急部
シンポジウム2
「現在どうなん蘇生研究・ACP」
これまで本会はウツタイン大阪プロジェクトなど我が国の蘇生研究を牽引する事業に関与してきた。近年ではACP(アドバンス・ケア・プランニング)の考え方が普及し、蘇生医療は新たな局面を迎えつつある。本セッションではいま一度、この大阪において蘇生研究の現在地を確かめ、次世代に向けたより良い方向性を示すことを目指す。
- 座長:
- 梶野 健太郎 関西医科大学 救急医学講座
森田 猛 京都市消防警防部救急課 - 演者:
- 1)石見 拓 京都大学大学院医学研究科 予防医療学分野
2)木口 雄之 大阪急性期・総合医療センター 救急診療科
3)北村 哲久 大阪大学大学院医学系研究科環境医学
4)竹川 良介 大阪大学医学部附属病院 高度救命救急センター
5)長嶺 秀則 吹田市消防本部 警防救急室
パネルディスカッション
「おたくはどうなん人材育成とリクルート」
近年、救急医療を志す医療者は増加傾向とされ、その育成環境の充実化は地域における最重要課題と考えられる。本セッションは、近畿全体として救急医を志す医学生・若手医師のリクルートと育成の質を向上させるため、各施設が行っている工夫、取り組まれている施策、経験談を紹介、共有することを目的とする。
- 座長:
- 入澤 太郎 大阪大学大学院医学系研究科 医学部 救急医学
西村 哲郎 大阪公立大学医学部附属病院 救命救急センター - 演者:
- 1)森 大樹 りんくう総合医療センター 大阪府泉州救命救急センター
2)山川 一馬 大阪医科薬科大学 救急医学
3)塩見 直人 滋賀医科大学 救急集中治療医学講座
4)福島 英賢 奈良県立医科大学救急医学・高度救命救急センター
5)有吉 孝一 神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター
教育講演1:敗血症(救急科領域講習1単位)
1)敗血症診療の歴史と変遷 -疾患定義と標準治療-
2)敗血症診療の現状と課題 -最新研究と未来への礎-
- 座長:
- 小倉 裕司 大阪急性期・総合医療センター 臨床検査科
- 演者:
- 1)梅村 穣 大阪大学大学院医学系研究科 医学部 救急医学
2)蛯原 健 大阪大学大学院医学系研究科 医学部 救急医学
教育講演2:栄養(救急科領域講習1単位)
1)重症患者の栄養療法ガイドライン2024を使いこなす
2)重症患者の社会復帰を志向した栄養戦略
- 座長:
- 小谷 穣治 神戸大学大学院医学研究科 外科系講座 災害・救急医学分野
清水 健太郎 大阪大学大学院医学系研究科 医学部 救急医学 - 演者:
- 1)東別府 直紀 国立病院機構 京都医療センター 手術管理部
2)井上 茂亮 和歌山県立医科大学 救急集中治療医学講座
メディカルスタッフセッション
これまで近畿救急医学研究会では、救急医療に関わるメディカルスタッフの各職種の紹介や実践報告、多職種連携における課題解決に向けた議論に取り組んできた。本セッションは「理学療法士」と「多職種」の2部で構成され、それぞれにおける現状の課題を議論することで、将来への提言につなげることを目的とする
消防:みんなどうなん熱中症と夏季救急需要対策
近年、夏季の気温上昇により、熱中症の救急搬送件数は増加傾向であり、重症例・死亡例の報告も多い。本セッションでは各消防本部の救急隊、および大阪・関西万博における警備従事者より、熱中症対策・救急需要対策に関して幅広く意見を交換し、より良い体制作りを目指して議論することを目的とする